公益財団法人五島記念文化財団

優れた人材の発掘と育成を通じ豊かな社会の実現のお役に立ちたい

海外研修成果発表のご紹介

柳 幸典 美術新人賞研修帰国記念 個展

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柳 幸典 美術新人賞研修帰国記念 個展 の模様 PACIFIC 柳 幸典

交通としての海という空間が気になりだしたのは、いつごろからだったろうか。1985年より“交通”“移動”という概念を基本に作家活動をしてきて当然行き着くべき場所ではあったのだが、そのきっかけはたぶん1992年に瀬戸内海の一つの島にある美術館で仕事をした時からではなかったかと思う。日本とアメリカの仕事場を移動しながら制作活動をしている自分にとって、交通の舞台としての海への興味は内海から太平洋へと出て、サンフランシスコ湾に浮かぶアルカトラズ島での仕事(1996年)と沖縄での仕事(1997年)へと至ることになる。
今度の仕事は、太平洋戦争における日本の象徴的軍艦、大和、長門を生んだ瀬戸内海での最初の直観をもとに、品川台場―開国を迫るアメリカのペリー艦隊のインパクトから幕末期に建設された要塞島―を見下ろす場所で一つの形となって現れた。プラスティックのモデルとしてしか知らない軍艦に鉄のイメージを与え拡大してみる時、そこに品川台場から世界最大の巨砲を持つ戦艦大和へと至る歴史の意志と今を考えてみたいと思ったのだ。空っぽの船の中に何を積み込み、何を組み立てて、どこへ向かって舵を取るのか。太平洋の広大な海の底に封じ込められた鉄の遺跡と、その意味するものについて訪ねてみたいと思っている。

柳幸典 プロフィール

柳 幸典 美術新人賞研修帰国記念 造形

日時平成9年12月12日(金) ~ 平成10年1月31日(土)
場所フジテレビ ギャラリー(台場)

 

平成9年度 海外研修成果発表のご紹介

矢延憲司(美術) 個展
日時平成10年3月20日(金)~5月5日(火)
場所キリンアートスペース原宿
古伏脇司(美術) 個展
日時(1) 平成10年1月12日(月)~2月7日(土)
(2) 平成10年1月12日(月)~31日(土)
場所(1) ギャラリーなつか(銀座)
(2) ギャルリ・プス(銀座)
柳幸典(美術) 個展
日時平成9年12月12日(金)~平成10年1月31日(土)
場所フジテレビギャラリー(台場)
菅原健彦(美術) 個展
日時平成9年12月9日(火)~21日(日)
場所東京セントラルアネックス彩壷堂(銀座)
藤川泰彰(オペラ) テノールリサイタル
日時平成9年9月4日(木)
場所紀尾井ホール
福井敬(オペラ) テノールリサイタル
日時平成9年6月16日(月)
場所紀尾井ホール
扇田克也(美術) 個展
日時平成9年5月8日(木)~24日(土)
場所マスダスタジオ(大久保)

 

五島記念文化財団では、「優れた人材の発掘と育成を通じて真に豊かな社会の実現にお役に立ちたい」という五島会長の遺志を継承し、芸術文化の分野の発展、向上に資するため、有能な新人及び地域において創造的で優れた芸術(主にオペラ並びに美術)活動を行っている方々の顕彰助成を行っております。