公益財団法人五島記念文化財団

優れた人材の発掘と育成を通じ豊かな社会の実現のお役に立ちたい

海外研修成果発表のご紹介

津上みゆき 美術新人賞研修帰国記念 

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津上みゆき 美術新人賞研修帰国記念 の模様

「時の景、つなぐとき」「時の景、つもるとき」と題した今展では、2013年から15年にかけての渡欧という、定まった場所を持たない特別な時空間に身を置き、様々な場所に出会い続け、それらの日々を描きとめた作品、スケッチを中心に展示します。

空、山、川、大地、風、光・・・
有史以来いやそれ以前より、こられは人によって発見された各地で別々に命名された。
実はそのひとつひとつは、ただの地球のでこぼこ、ちょっとした現象の瞬間に過ぎない。
ある時、これはひとつの美しい眺めだと人が初めて気づいた。
そうやって、風景は発見された。
だから、はじめから風景はそこにはない。
人が美しいと愛でてこそ、風景は育っていく。

私は眼と経験からいくつかの発見を道具でなぞり、絵として残す。
それはあたかも発見の記録のようである。

私が描いた軌跡たちは、どのように他人によって再生されていくのだろうか。
それぞれの胸中に再生される風景は、どれひとつとして同じものはないだろう。

私の絵は勝手なドアや窓となり、招かざる客はいない。
絵に描かれた色や形をきっかけに一歩ずつ歩んできてほしい。
歩み寄るごとに色やら線やらは作家の意図を超えて個人的な結びつき、無数の像は連なり ひとつの塊となるだろう。その過程、すなわち人が絵を眺めている時間は、そのまま今を生きる人の時間と自ずと接続し続ける。

風景画はとどまるイメージを持たない。
描かれている風景は単純にどこかを四角く切り取り動かないものであるが、そんなことは お構いなく、風景は絵の中で独り歩きをする。見ることによって生かされる生き物である。
人は常に地球を任意の風景として拝借し、日常生活に取り込んでいる。便宜上の生活と絵を見ることは、つまりは似ているとも言える。

作家が丹念に見て練り上げた風景が並ぶ展覧会場に、国境や言葉を超えた無責任な風景の 解釈があふれ出して、錯覚してくれれば本望である。

「軌跡と再生」より
津上 みゆき

津上みゆき プロフィール

日時平成28年4月23日(土) ~ 5月29日(日)
11:00 ~ 20:00
会期中無休(入場は19:30まで)
入場無料
場所ポーラ ミュージアム アネックス (東京・銀座)
トークイベント津上みゆき × 深谷路子(求龍堂)
5/21(土) 14:00~15:00
定員:20名
イベント当日(5/21)の11時よりギャラリーにて整理券を配布します
(定員になり次第締め切り)。
参加無料
日時平成28年4月30日(土) ~ 5月29日(日)
12:00 ~ 19:00
休廊日:日・月・祝(5/3,4,5,29は特別開廊)
場所ギャラリー・ハシモト (東京・東日本橋)

 

平成28年度 海外研修成果発表のご紹介

佐藤康子(オペラ) ソプラノ・リサイタル
日時(1) 2016年12月20日(火)
(2) 2016年12月24日(土)
場所(1) 東京文化会館小ホール
(2) 千葉県福祉ふれあいプラザ(けやきプラザ)ふれあいホール
大沼徹(オペラ) バリトン
日時2016年11月6日(日) 14時
場所サントリーホール ブルーローズ
津上みゆき(美術) 絵画
日時(1) 2016年4月23日(土)~5月29日(日)
(2) 2016年4月30日(土)~5月29日(日)
場所(1) ポーラ ミュージアム アネックス
(2) ギャラリー・ハシモト(東京)

 

五島記念文化財団では、「優れた人材の発掘と育成を通じて真に豊かな社会の実現にお役に立ちたい」という五島会長の遺志を継承し、芸術文化の分野の発展、向上に資するため、有能な新人及び地域において創造的で優れた芸術(主にオペラ並びに美術)活動を行っている方々の顕彰助成を行っております。