公益財団法人五島記念文化財団

優れた人材の発掘と育成を通じ豊かな社会の実現のお役に立ちたい

海外研修成果発表のご紹介

小瀬村 真美 美術新人賞研修帰国記念 

小瀬村 真美の成果発表の模様はこちらをクリック

小瀬村 真美 美術新人賞研修帰国記念 の模様

2016-17年にかけて、わたしはニューヨークに滞在していた。雲をつかむようなニューヨークでの生活を始めてすぐに、わたしはこの一年は偶然や偶発的に起こることを極力作品に取り込んでいこうと決めた。わたしにとって異質で用途不明なオブジェクトを静物画のモチーフとして使った写真シリーズ《Objects - New York-》では宙に浮くような拠り所のないイメージがどう着地するのかの実験を行い、19世紀に建てられた古いチェルシーのタウンハウスの一室を映像インスタレーション作品にした《Pendulum》は、カメラを「振り子」に見立てて設定した規則的な動きの中に、偶然性やエラー、不具合を取り込んだものとなった。

「判然としないこと」や「不具合」は普段の日常では除外されがちなことである。しかしそれが日常茶飯に起こる生活の中では、排除することよりも、むしろ肯定的に取り込まざるを得ない。目の前の曖昧な存在のものを「これはなにものか?」と考えることは、鏡のように反射し、これを観ているわたしは「どう判断するのか?」さらには「わたしはなにものか?」を問うことにもつながる。そんなことを、聴こえてくるスペイン語のよく分からない熱唱を聞きながらブルックリンのアパートメントでひとり考えていた。

本展では、実在する静物画を模したセットを長期間インターバル撮影 (一定の間隔で連続して写真を撮影)して繋げた初期のアニメーション作品から、ニューヨークで発表した近作に加え、あえて自らの制作過程や制作上の不都合を露にすることで絵画および自作を批評的に再考する新作の組写真 《粧》《餐》などを発表する。

小瀬村 真美

小瀬村 真美 プロフィール

会期2018年6月16日(土)~9月2日(日)
開場時間11:00~17:00
休館日月曜日
料金一般1,100円、大高生700円、小中生500円
会場原美術館
助成公益財団法人五島記念文化財団
協賛原美術館賛助会員

 

平成30年度 海外研修成果発表のご紹介

菅尾友(オペラ) 演出
日時平成30年11月10日(土)~11月11日(日)
場所日生劇場
宮本佳美(美術) 洋画
日時(1) 2018年9月7日(金)~24日(月・祝)
(2) 2018年10月5日(金)~27日(土) 
場所(1) ポーラ ミュージアム アネックス
(2)イムラアートギャラリー
青山貴(オペラ) バリトン
日時2018年7月20日(金)
場所サントリーホール ブルーローズ
佐藤美晴(オペラ) 演出
日時平成30年6月16日(土)~6月17日(日)
場所日生劇場
小瀬村真美(美術) 映像
日時2018年6月16日(土)~9月2日(日)
場所原美術館

 

五島記念文化財団では、「優れた人材の発掘と育成を通じて真に豊かな社会の実現にお役に立ちたい」という五島会長の遺志を継承し、芸術文化の分野の発展、向上に資するため、有能な新人及び地域において創造的で優れた芸術(主にオペラ並びに美術)活動を行っている方々の顕彰助成を行っております。